はじめに
今回は、
絞り・ISO感度(後章にて説明します)にならんで
光を作り出し
露出を決定するのに重要な要素のうちのひとつ
「シャッタースピード」(シャッター速度よも呼ばれる)についてお話していきます。
デジタルカメラの仕組み・基礎を理解して
いまより一段上の写真撮影を楽しむために。
第四回目は
「シャッタースピード」
について。
今回は、
絞り・ISO感度(後章にて説明します)にならんで
光を作り出し
露出を決定するのに重要な要素のうちのひとつ
「シャッタースピード」(シャッター速度よも呼ばれる)についてお話していきます。
シャッターの仕組みを、アナログカメラを使って説明すると・・・
最初はシャッターが閉じています。
シャッターの上にフィルムがあります。シャッターを切るとシャッターが開きます。この穴からレンズを通して見ている映像がシャッターを抜けていきます。
このままシャッターを開けおくと、フィルム、もしくはセンサーが光をどんどん吸収していって真っ白になってしまうので、
どこかのタイミングでシャッターを閉じなければいけません。
この、
シャッターを開けてから閉めるまでの時間をシャッタースピードといいます。
シャッタースピードは「1/50、1/125、1/200・・・・」と表します。
明るく撮りたいときはシャッタースピードを遅くします。
しかし、
シャッタースピードが遅すぎると長い時間シャッターが開いているので、
開いている間に被写体が動いてしまうと残像が写って、ブレてしまいます。
シャッタースピードを遅くすると、明るくなりますが、手振れしやすいのですね。
通常は、1/125が手振れしにくく、撮りやすいシャッタースピードだそう。
プロのカメラマンさんに聞いたところ、
手持ちのカメラで撮影するときは、シャッタースピードは1/30くらいであればぶれにくいようです。
1/15くらいでもしっかりカメラをホールドすればブレずに撮影可能だそうです!
さて、前章で説明した、「絞り」
そして
「シャッタースピード」
を使って作り出す光を決めていきます。
光を決めていく過程の中で、失敗の代表例として「ブレる」「ピンぼけする」という2つがあります。
「明るくしよう、明るくしよう」と思って絞りを開きすぎたことによって、ピントが合う範囲が悪くなりピンボケしてしまう。また、シャッタースピードを遅くすることによって、その間に写真がブレてしまう。
失敗の原因はシャッタースピードによるブレと絞りによるボケの場合がおおいようです。
そのため、適正なシャッタースピードと絞りを設定し、適正露出をつくることが撮影のポイントになります。
また、静物などを撮る場合は、カメラを三脚に乗せて固定すると
ある程度シャッタースピードを遅くしてもブレずに撮影することができます。
さて
写真の出来を左右する「光」。
適正露出を決定するのに重要な要素のうちのひとつ、
「シャッタースピード」について基礎的なことをまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?
明るさをみながらも、ブレも気にしないといけない・・・
なかなか奥深い!
シャッタースピードを上手く活用すると、明るさだけでなく
スピードを感じられる動きのある写真や
動きを切り取ったような止まった写真も撮影することができます。
たくさん撮影して、
シーンに適したシャッタースピードを見つけていきたいです!